デジタル教材研究会イン関西。でじさいは、学校教育におけるデジタル教材について研究するコミュニティです。

第7回コミュニティ活動報告

12月7日、東大阪市立縄手南中学校ででじさいの第7回コミュニティが開催されました。初めての参加の方を含め、前回よりも多くの方々に集まっていただくことができました。

はじめに日比野会長から挨拶をいただいた後、縄手南中学校の藤田正勝先生より、縄南スタイルのICT環境についての発表がありました。ICTを使った授業を推進するため、複数のICT教室を設置したり、デジタル教科書やiPadを使った授業を展開するなどの取り組みが進められているそうです。現在はAirmacやAppleTV、NASを活用するために、校内に無線LAN環境を構築することを検討中で、インターネットへの接続方法などをどのようにしたらよいか、議論が行われました。
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休憩を挟んだ後は、電通国際情報サービス オープンイノベーション研究所長の渡邊信彦様より、「電通の考える21世紀型教育プラットホーム」について、ご講演いただきました。現在の中学生は「96世代」と呼ばれ、マルチデバイスを駆使する時代に生きてきた世代であること、「信頼」が新たに価値として見いだされる時代にいること、情報の流通が友人などの「中継者」を鍵とした世の中にいること、を説明された上で、「ソーシャルメディアで教育環境はどう変わるのか?」という本日のお題へ。

ソーシャルメディアと学習を組み合わせると、世の中にたくさんある教材の適性が評価され、整理される。すると、生徒個々の実態に合った教材の提供が可能になっていく。ビデオで予習、授業で復習を行うスタイルの反転授業、一人一人にあった学習を実現するアダプティブラーニング(適応学習)などが可能になっていく。など、今後のICTを使った教育がどのように変化していくかというお話をいただきました。

3~4年後には急速に進むといわれるICT教育環境整備。すでに隠岐の島ではSNSを活用した実証実験が行われており、これからはさまざまなデジタル教材の標準フォーマットが決まっていくそうです。大阪府内でもタブレット端末の導入・活用が盛んになってきていますが、これから教育の形が劇的に変わっていきそうな気配を感じました。
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最後には授業での学習ツールとして活用されている「ロイロノート」の紹介をいただきました。その場で即、次回の第8回コミュニティでは、ロイロノートのワークショップが開催されることが事務局長の木村先生から発表されました! 次回のでじさいをお楽しみに。

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